2009年夏頃までのメタゲーム
2010年5月28日 TCG全般この時期の関東での一番大きい大会といえばALMCでした。
ALMCのメタ全体を俯瞰してみると
フェアリー系のデッキが6で最大勢力(苦花+シャッターみたいなfish系も含む)
続いて5人なのが
ランドスティル
ANT
ドラスト
4人が
エルフ
という感じです。
ドレッドノートを使ったデッキや、墓忍びを使ったデッキが目立ちます。
なんと言ってもクリーチャー使用順で
1位 タルモゴイフ 86 は当然として
2位 闇の腹心 58
3位 墓忍び 56
ですからね。墓忍び使いすぎです。
ドレッドノートもクリーチャーの中では使用数が相当上位のハズですが戦績はぱっとしない結果です。
ランドスティルは5人も居て、しかも全員勝ち越しなのにベスト8には一人も居ないという珍現象が発生しています。長丁場では引き分けゾーンにつっこんでしまうと言われていますが、まさにそんな感じだったんじゃないでしょーか。
3月にはグランプリシカゴが開催されました。
なんといってもグランプリシカゴでは独楽相殺が大人気です。
今までのスレショよりも、アグロロームに対して強く、またコンボに対しても有利になるわけで、
グランプリという長丁場でプロが好んで使用したんだと思います。
というかプロの赤いシャツのチームみたいなのが居て、こいつらがとにかくCTGとかベーラプみたいなデッキを組んでました
この時代、最強のクリーチャーといえば間違いなくタルモゴイフで、ということはタルモゴイフさえ出しておけばにらみ合いになってすぐ戦線が膠着します。
Zooとかがもっと沢山いれば、ナカティルとかがもの凄い勢いでつっこんでくるでしょうが、お互いクロックパーミでタルモ同士のにらみ合いをどうやって打破するか&どうやって長期戦でアドバンテージを取っていくか
が重要になります。
ということで、一つの回答が、
「とりあえず相手のタルモをパクる」という発想です。
2位 Tsuda Yuugo (ネタ蒔き十本刀の一人)
●メインデッキ
3《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
3《Tropical Island》
3《Volcanic Island》
1《島/Island》
1《森/Forest》
3《不毛の大地/Wasteland》
4《もみ消し/Stifle》
4《目くらまし/Daze》
4《Force of Will》
2《対抗呪文/Counterspell》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《火+氷/Fire+Ice》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
3《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
メインから不忠の糸が3積みで、マーフォークやゴブリンにもラバマンサーが居るおかげで強くなっています。
相手がタルモを出してきたら糸でパクってそれさえ守っておけば超有利になれるだろ っていう発想がかなり頻繁に出てきます。
ラバマンサーと火力の合わせ技で墓忍びも対処できるようになっているそうです。本人の詳しい解説求む。
Andy Probasco CounterTop(ネタ蒔き七英雄の一人)
60 cards
2 Academy Ruins
4 Flooded Strand
6 Island
4 Polluted Delta
3 Tropical Island
1 Underground Sea
2 Volcanic Island
22 lands
3 Sower of Temptation
4 Tarmogoyf
3 Trinket Mage
10 creatures
4 Brainstorm
4 Counterbalance
1 Engineered Explosives
4 Force of Will
2 Krosan Grip
1 Pithing Needle
3 Ponder
4 Sensei’s Divining Top
3 Spell Snare
2 Vedalken Shackles
28 other spells
見て下さいこのProbascoのデッキ。誘惑蒔き3に枷が2です。メインから独楽相殺ミラーを意識しているのかグリップが2枚積んでありますね。
ゴブリン相手にこれで間に合うのかは大いに疑問ですが、青系同士ならかなり強いはずです。
ベーラプでもスレショでもない純粋なCTGとしてはこれが初めてでしょう。
このデッキをネタ蒔きがパクって流行らせたせいで日本でもCTGブームになります。
解決策その2は 大祖始ブッパ これです。
ProThreshold by Josh Cicio
creature [12]
1 Dryad Arbor
3 Nimble Mongoose
1 Progenitus
4 Tarmogoyf
3 Werebear
instant [17]
4 Brainstorm
3 Daze
4 Force of Will
2 Spell Snare
4 Swords to Plowshares
sorcery [7]
3 Natural Order
4 Ponder
enchantment [4]
4 Counterbalance
artifact [3]
3 Sensei’s Divining Top
land [17]
1 City of Brass
4 Flooded Strand
1 Savannah
3 Tropical Island
2 Tundra
2 Volcanic Island
4 Wooded Foothills
60 cards
大祖始だしてタルモ乗り越えればええねん!という感じの外人が好きそうなデッキですね。
その3が、ドレッドノート出して守ればええねん!デッキ
プレイヤー:俺 シカゴで実際に使ったデッキです。
3《Underground Sea》
3《Tropical Island》
2《島/Island》
1《沼/Swamp》
1《Bayou》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《森を護る者/Sylvan Safekeeper》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Force of Will》
4《思案/Ponder》
4《目くらまし/Daze》
4《もみ消し/Stifle》
4《思考囲い/Thoughtseize》
2《幻視の魔除け/Vision Charm》
キーパーだしてブッパして守ればええねん!というなんとも安直なデッキ。
全方向に満遍なく強いCTGが勝ち組になったようで、
二日目進出の132人のデッキ分布を見ると
19 Counter Top
17 Goblins
10 ANT
10 Merfolk
8 Threshold
7 Dreadstill
6 Landstill
6 Aggro Loam
5 EvaGreen
5 Dredge
5 タルモスライ・ZOO系
4 赤単
以下2人以下。
コンボ 6
クロックパーミ 6
ビートダウン 5
非青コントロール 7
青コントロール 6
とにかくタルモ同士がお見合いしまくってて、そこを枷か蒔きでパクれば全部解決!
あとは独楽相殺で守ってね っていう感じですが、独楽相殺の宿命として
ゴブリンとかマーフォークみたいな部族に弱いという弱点があります。
なにはともあれ、現在のCTGの基礎となったのがAndy Probascoのデッキだと言えるはずです(マングース無し・独楽相殺4積み)
優勝のガブリエルナシフのベーラプ(な、な、なんとネタ蒔き四天王の一人!)
creature [12]
4 Dark Confidant
2 Sower of Temptation
4 Tarmogoyf
2 Trygon Predator
instant [16]
4 Brainstorm
3 Daze
4 Force of Will
1 Krosan Grip
4 Swords to Plowshares
sorcery [2]
2 Ponder
enchantment [4]
4 Counterbalance
artifact [6]
4 Sensei’s Divining Top
2 Vedalken Shackles
land [20]
4 Flooded Strand
2 Island
4 Polluted Delta
3 Tropical Island
3 Tundra
4 Underground Sea
60 cards
”あの”ネタ蒔き四天王の一人、ガブリエル=ナシフです。
にっくき賛美猫が居ないので一度枷が出ちゃうとそこでゲームが終わりかねないです。
枷やドレッドノートはこの頃最高に輝いていました・・・
CTGがこの時代のソリューションになったわけです。
5月になると、クァーサルの群れ魔道士という、MTG史上稀に見る汚いカードが印刷されました。
PTEとクァーサルを手に入れたことでZOOというデッキが一気にトップメタに駆け上がります
そしてネタ蒔きが使って日本で流行らせたのがバントアグロ。
単体除去をソープロ・PTEの豪華8枚使いしたFISH系デッキです。
今までにらみ合っていたタルモは、賛美を受けることで相手のタルモ壁を突破出来るようになりました。
それまでは、アグロデッキは相手のタルモを突破出来ない→コントロール系・低速系デッキが有利→その中でもコンボに勝てる独楽相殺有利
だったのが、1ターン目の3/3が賛美されながらブン回ってくるのに対応するために、
闇の腹心よりもRWMのような壁が必要になっていった
と言えるでしょう(ネタ蒔きの日記のパクリ)
http://43458.diarynote.jp/200905252215005287/
参照
6月頃の関東メタについてもネタ蒔きが書いていました
http://43458.diarynote.jp/200906301823308783/
ALMCのメタ全体を俯瞰してみると
フェアリー系のデッキが6で最大勢力(苦花+シャッターみたいなfish系も含む)
続いて5人なのが
ランドスティル
ANT
ドラスト
4人が
エルフ
という感じです。
ドレッドノートを使ったデッキや、墓忍びを使ったデッキが目立ちます。
なんと言ってもクリーチャー使用順で
1位 タルモゴイフ 86 は当然として
2位 闇の腹心 58
3位 墓忍び 56
ですからね。墓忍び使いすぎです。
ドレッドノートもクリーチャーの中では使用数が相当上位のハズですが戦績はぱっとしない結果です。
ランドスティルは5人も居て、しかも全員勝ち越しなのにベスト8には一人も居ないという珍現象が発生しています。長丁場では引き分けゾーンにつっこんでしまうと言われていますが、まさにそんな感じだったんじゃないでしょーか。
3月にはグランプリシカゴが開催されました。
なんといってもグランプリシカゴでは独楽相殺が大人気です。
今までのスレショよりも、アグロロームに対して強く、またコンボに対しても有利になるわけで、
グランプリという長丁場でプロが好んで使用したんだと思います。
というかプロの赤いシャツのチームみたいなのが居て、こいつらがとにかくCTGとかベーラプみたいなデッキを組んでました
この時代、最強のクリーチャーといえば間違いなくタルモゴイフで、ということはタルモゴイフさえ出しておけばにらみ合いになってすぐ戦線が膠着します。
Zooとかがもっと沢山いれば、ナカティルとかがもの凄い勢いでつっこんでくるでしょうが、お互いクロックパーミでタルモ同士のにらみ合いをどうやって打破するか&どうやって長期戦でアドバンテージを取っていくか
が重要になります。
ということで、一つの回答が、
「とりあえず相手のタルモをパクる」という発想です。
2位 Tsuda Yuugo (ネタ蒔き十本刀の一人)
●メインデッキ
3《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
3《Tropical Island》
3《Volcanic Island》
1《島/Island》
1《森/Forest》
3《不毛の大地/Wasteland》
4《もみ消し/Stifle》
4《目くらまし/Daze》
4《Force of Will》
2《対抗呪文/Counterspell》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《火+氷/Fire+Ice》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
3《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
メインから不忠の糸が3積みで、マーフォークやゴブリンにもラバマンサーが居るおかげで強くなっています。
相手がタルモを出してきたら糸でパクってそれさえ守っておけば超有利になれるだろ っていう発想がかなり頻繁に出てきます。
ラバマンサーと火力の合わせ技で墓忍びも対処できるようになっているそうです。本人の詳しい解説求む。
Andy Probasco CounterTop(ネタ蒔き七英雄の一人)
60 cards
2 Academy Ruins
4 Flooded Strand
6 Island
4 Polluted Delta
3 Tropical Island
1 Underground Sea
2 Volcanic Island
22 lands
3 Sower of Temptation
4 Tarmogoyf
3 Trinket Mage
10 creatures
4 Brainstorm
4 Counterbalance
1 Engineered Explosives
4 Force of Will
2 Krosan Grip
1 Pithing Needle
3 Ponder
4 Sensei’s Divining Top
3 Spell Snare
2 Vedalken Shackles
28 other spells
見て下さいこのProbascoのデッキ。誘惑蒔き3に枷が2です。メインから独楽相殺ミラーを意識しているのかグリップが2枚積んでありますね。
ゴブリン相手にこれで間に合うのかは大いに疑問ですが、青系同士ならかなり強いはずです。
ベーラプでもスレショでもない純粋なCTGとしてはこれが初めてでしょう。
このデッキをネタ蒔きがパクって流行らせたせいで日本でもCTGブームになります。
解決策その2は 大祖始ブッパ これです。
ProThreshold by Josh Cicio
creature [12]
1 Dryad Arbor
3 Nimble Mongoose
1 Progenitus
4 Tarmogoyf
3 Werebear
instant [17]
4 Brainstorm
3 Daze
4 Force of Will
2 Spell Snare
4 Swords to Plowshares
sorcery [7]
3 Natural Order
4 Ponder
enchantment [4]
4 Counterbalance
artifact [3]
3 Sensei’s Divining Top
land [17]
1 City of Brass
4 Flooded Strand
1 Savannah
3 Tropical Island
2 Tundra
2 Volcanic Island
4 Wooded Foothills
60 cards
大祖始だしてタルモ乗り越えればええねん!という感じの外人が好きそうなデッキですね。
その3が、ドレッドノート出して守ればええねん!デッキ
プレイヤー:俺 シカゴで実際に使ったデッキです。
3《Underground Sea》
3《Tropical Island》
2《島/Island》
1《沼/Swamp》
1《Bayou》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《森を護る者/Sylvan Safekeeper》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Force of Will》
4《思案/Ponder》
4《目くらまし/Daze》
4《もみ消し/Stifle》
4《思考囲い/Thoughtseize》
2《幻視の魔除け/Vision Charm》
キーパーだしてブッパして守ればええねん!というなんとも安直なデッキ。
全方向に満遍なく強いCTGが勝ち組になったようで、
二日目進出の132人のデッキ分布を見ると
19 Counter Top
17 Goblins
10 ANT
10 Merfolk
8 Threshold
7 Dreadstill
6 Landstill
6 Aggro Loam
5 EvaGreen
5 Dredge
5 タルモスライ・ZOO系
4 赤単
以下2人以下。
コンボ 6
クロックパーミ 6
ビートダウン 5
非青コントロール 7
青コントロール 6
とにかくタルモ同士がお見合いしまくってて、そこを枷か蒔きでパクれば全部解決!
あとは独楽相殺で守ってね っていう感じですが、独楽相殺の宿命として
ゴブリンとかマーフォークみたいな部族に弱いという弱点があります。
なにはともあれ、現在のCTGの基礎となったのがAndy Probascoのデッキだと言えるはずです(マングース無し・独楽相殺4積み)
優勝のガブリエルナシフのベーラプ(な、な、なんとネタ蒔き四天王の一人!)
creature [12]
4 Dark Confidant
2 Sower of Temptation
4 Tarmogoyf
2 Trygon Predator
instant [16]
4 Brainstorm
3 Daze
4 Force of Will
1 Krosan Grip
4 Swords to Plowshares
sorcery [2]
2 Ponder
enchantment [4]
4 Counterbalance
artifact [6]
4 Sensei’s Divining Top
2 Vedalken Shackles
land [20]
4 Flooded Strand
2 Island
4 Polluted Delta
3 Tropical Island
3 Tundra
4 Underground Sea
60 cards
”あの”ネタ蒔き四天王の一人、ガブリエル=ナシフです。
にっくき賛美猫が居ないので一度枷が出ちゃうとそこでゲームが終わりかねないです。
枷やドレッドノートはこの頃最高に輝いていました・・・
CTGがこの時代のソリューションになったわけです。
5月になると、クァーサルの群れ魔道士という、MTG史上稀に見る汚いカードが印刷されました。
PTEとクァーサルを手に入れたことでZOOというデッキが一気にトップメタに駆け上がります
そしてネタ蒔きが使って日本で流行らせたのがバントアグロ。
単体除去をソープロ・PTEの豪華8枚使いしたFISH系デッキです。
今までにらみ合っていたタルモは、賛美を受けることで相手のタルモ壁を突破出来るようになりました。
それまでは、アグロデッキは相手のタルモを突破出来ない→コントロール系・低速系デッキが有利→その中でもコンボに勝てる独楽相殺有利
だったのが、1ターン目の3/3が賛美されながらブン回ってくるのに対応するために、
闇の腹心よりもRWMのような壁が必要になっていった
と言えるでしょう(ネタ蒔きの日記のパクリ)
http://43458.diarynote.jp/200905252215005287/
参照
6月頃の関東メタについてもネタ蒔きが書いていました
http://43458.diarynote.jp/200906301823308783/
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