電波ソングはどこから来てどこへ行く?~いちご打~
2010年4月17日 動画 コメント (2)*ここでの電波ソングは歌詞の電波さよりも曲調に重点をおいている*
電波ソングと言えばその代表はなんといっても
さくらんぼキッス爆発だもーん
巫女みこナース
この2曲だろう
電波ソング大賞2003上半期での1位と2位である。
電波ソングは、歌詞が電波 という他に、
共通して非常にノリノリな四つ打ちのユーロビート(DDRとか音ゲーっぽい曲って考えればいいよ)で、キャッチーである(頭からはなれないつまり洗脳力が高い)
調であるということが言える。
ある意味では小室サウンドの後継者・・・とも言えないでもないのかもしれない。
それまでのアニソンと、これらの電波ソングは歌詞を抜きにしても明らかに違う曲調である。
一般人が聞かされれば即座に、なんかのアニソンだ!と分かるくらいポップでキャッチーである。
このころはとにかく電波ソングといえばKOTOKOという感じ。
Princess Bride!とかきゅるるんkissでジャンボ♪♪ね。
2004年の電波ソングは
1位 Neko Mimi Mode
2位 We Love “AKIBA-POP”!! (MOSAIC.WAV)
3位 nowhere (ヤンマーニ)
4位 ☆☆☆☆☆☆
5位 きゅるるんkissでジャンボ♪♪(KOTOKO)
ところで、この電波ソングブームというのは
2005年以降は下火になっていく。
何故だろうか?
2005年はつよきすOP(KOTOKO)のほかにいただきじゃんがりあん(これもMOSAIC.WAV)
2006年はふぃぎゅ@ が1位 魔理沙は大変なもの~が2位になっている
KOTOKO→MOSAIC.WAV
と電波ソングの中心は動いていったように思ってるけど、
MOSAIC.WAVの曲や
魔理沙は大変なものを盗んでいきました
が、もはや2003年の全盛期に考えていたような電波ソング(四つ打ちのユーロビート)の域を超えてしまった
ことが、電波ソングの衰退理由ではないだろうか。
電波ソングというくくりを超えて、もはやAKIBA-POPとか新しい名前を付けるにふさわしくなったのだと思う。
もう一つ電波ソング衰退の理由として考えられるのは
普通のアニソン自体が、2003年基準の電波ソングに近づいていった、もしくはそれを超えていた
ということがあげられる。
2005年初頭にはハピマテが発売されていて、空前のブーム(?)になったが
ハピマテはメロディーとか、曲のノリノリ感でいえば十分電波ソングで通用するレベルだった。
ハレハレユカイも曲のノリノリ感、キャッチーさでは電波ソングに負けていないっていうか
2003年の10位くらいの曲には余裕で勝ってる。
時代が電波ソングに追いついてしまったのだ。
電波ソングにわざわざ投票するまでもなく、
2006年以降は電波ソングが巷にあふれかえってしまっている のだと考えられる。
っていうか今の目線で見ると、KOTOKOの曲は、歌詞を気にしなければ普通のアニソンじゃないか?
当時は圧倒的なキャッチーさ(洗脳力)があったわけだが、IOSYSとかの曲に慣れてしまうと・・・っていう感じ。
で、電波ソングのキャッチーさ、ユーロビート調の曲調 はどこが起源かというと、
ここでとりあげたUNDER17のいちご打OPではないかと思う。
2001年にこのレベルの電波ソングがすでに存在していたという事実には驚嘆せざるを得ないのである。
俺は中学1年生の時にこのFLASHを見て、この曲が丸一日本当に頭から離れなくなってしまったことがある。
一度聞いただけで一日忘れられない圧倒的キャッチーさ。まさに電波ソングたるゆえんではないだろうか。
とか、ひさしぶりにこの動画を見ていろいろ考えた
コメント
と儲が申しております。
曲調もさることながら、個人的には小池雅也のギターサウンドが好きです。